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2005/01/17

No.516 ラダートランクに密航者

| by:sysadmin
No.516
2005年01月17日

ラダートランクに密航者

(2005年1月付Marine Safety Bulletin Volume V, Issue I より)



New Orleansの弁護士事務所Murphy, Rogers & Slossより、United States Coast Guard New Orleans海事安全局発行のMarine Safety Bulletin(Volume V, Issue I 2005年1月付)を入手しました。ラダートランクに密航者が隠れるケースが多発しているようで、このBulletinは密航者乗船の場合に生じうる問題と密航者乗船の防止策に関する情報を提供しています。同Bulletinを当組合による試訳とともにご参考に供します。

以上


<日本船主責任相互保険組合>



Marine Safety Bulletin
Volume V, Issue I(2005年1月)


深喫水船においてラダートランクに入り込んだ密航者のケースが、最近New Orleans港で見られるようになりました。密航者が空船を狙い、小船を使って容易に水面からラダートランクに侵入するのはよくあることですが、最近報告されているのは、満載船においてエアーポケットからラダートランクに侵入するケースです。密航者はあちこちの港でラダーコンパートメントに乗り込み、船舶の入港する港で保安上の問題を生じさせています。密航者は船内に食料を求めてラダーコンパートメントから出てきたときに、よく発見されます。

New Orleans港長は船長に次のような情報を含むファックスの送付を要求します。

1. 外国港からの出港時に徹底的な船内の密航者捜索が行われたこと
2. 捜索で密航者が発見されたかどうか
3. 過去24ヶ月の密航者乗船の経験
4. 密航者捜索時にラダーコンパートメントがチェックされたかどうか

密航者が乗船している場合、当該船舶の入港拒否を回避するためには、船長、代理店、船主及び運航者は、USCGに対しその密航者についての完璧かつ正確な説明を行う責任があります。更に、密航者の存在を隠していたことが発覚した場合には、出港を拒否され、また民事過怠金が科されることになります。

密航者がラダーコンパートメントに隠れるのをうまく防止している船もあります。その防止法は、
1. ラダーコンパートメントの開口部に鉄格子を取り付けること
2. 外国港からの出港時と航海開始直後に徹底的な密航者捜索を実施することです。

さらなる詳細については、New Orleans海事安全局 港湾安全部のLT Keith UtleyまたはLTJG Crecy(電話:010-1-504-589-4150)にご連絡下さい。

以上

港長 Capt. F.M. Paskewich

添付ファイル: attachmentNo.516.pdf


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