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2007/07/27

No.548 オーストラリア新Crew Visa導入について

| by:sysadmin
No.548
2007年07月27日

オーストラリア新Crew Visa導入について



このたび、国際P&Iグループ事務局を通じてオーストラリア政府より新しいCrew Visa導入に関する情報提供を受けましたので、その内容を下記のとおりご案内申し上げます。なお、同国政府の提供資料(原文)は添付英語版Japan P&I News No.548をご参照願います。



現在、オーストラリア政府は同国に寄港する外国人船員にMaritime Crew Visa(以下、MCV)の取得を求めています。

これは、貨物船、客船などの商船及びその他非軍事的船舶によってオーストラリアへ渡航する年間13万人に及ぶ外国人船員に対して、同国到着前にビザを申請・取得するよう要求するものです。

MCVは外国人船員の入国を引き続き可能とすると同時に、オーストラリアの国境警備を強化することを目的としています。また、MCVは入国必要条件を満たした外国人船員が寄港した際に発給される現行のSpecial Purpose Visaに代わるものとなります。

海運業界が新要求に適応し、MCV申請を行なうことが出来るよう、2007年12月31日まで6ヶ月の移行期間が設定されています。2008年1月1日以降、MCVは強制化され、MCVを所持していない船員は上陸を許可されず、罰金が科せられる見込みです。


MCVの概要
  • 全ての外国人船員に対する要求(ニュージーランド人船員を除く)
  • オーストラリア入国前に申請の要あり
  • 同国到着前に取得の要あり
  • 申請費無料
  • 3年間有効
  • 有効期間内複数回入国可
  • 海路での入国にのみ有効(空路での入国には無効)


MCVを申請するには

船員個人、並びに船舶代理店、マンニングエージェントなど船員から委託された第三者がMCVを申請することが出来ます。その第三者が船員に代わりMCV承認につき 郵便やEメールで通知を受領することも出来ます。また、ある船員のMCV交付の有無をオンラインで確認することが可能です。

MCVの申請手続きはインターネット経由、または記入済み申請書類をブリズベン(Brisbane Global Processing Centre, Department of Immigration and Citizenship)へ郵送することで行なうことが出来ますが、オーストラリア大使館、同領事館、同高等弁務官事務所を通じて申請することは出来ません。

書類での申請には数週間かかりますが、インターネットでの申請は数日で完了します。一度に1件の申請のみ可能ですが、必要情報が手元にあれば船員1名の申請手続きは数分で済みます。

MCV導入は海運業界に手続きの変更をもたらしますが、国境警備強化の必要性と船舶運航上の要求の双方をバランスさせるよう企図したものです。


追加情報

MCVの詳細は、http://www.immi.gov.au/seaをご覧下さい。

以上

<日本船主責任相互保険組合>

添付ファイル: No.548(E).pdf

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