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2000/01/12

No.297 オープントップ コンテナによる密航者にご注意

| by:sysadmin
No.297
2000年01月12日

オープントップ コンテナによる密航者にご注意



最近コンテナの中に隠れて北米に密入国しようとする密航者の摘発が相次いでいるとの新聞情報を、米国の弁護士経由で入手しましたのでお知らせ致します。

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1月3日の月曜日に、Seattle向けの途中に寄港したカナダのVancouverで、CJ号に乗船していた中国人男性25名が逮捕された。彼らが北米への密航のために2週間を過ごしたのは、香港積のコンテナ2本の中であり、食料、水、毛布と共にコンテナには換気装置、電灯、簡易トイレも備えられていた。彼らが着ていた衣類は比較的新しいものに思われ、健康状態も非常に良好であり、昨年の夏にカナダに漂着した錆びた貨物船の汚い艙内で太平洋を越えてきた 難民とは大きな違いであった。CJ号は4日火曜日に$375,000の罰金を支払った後に出港を認められた。25名は全員がカナダ定住を希望しており、難民申請を行う予定。

1月2日の日曜日に、香港積コンテナに隠れてF号でSeattleに到着して逮捕された12名の中国人密航者の場合も、換気装置とマットレスが備えられ、大量の食料、水を持っていた。 この12名については、合法的に政治難民を希望しているかどうかの調査が行われるものと 思われる。

1月4日の火曜日には14人の密航者が、Harbor Islandでやはり香港を起点にするコンテナ船のNS号から下船したところを逮捕された。その前の週には、Los Angeles及びLong Beach当局がコンテナ船で米国に不法入国したと思われる30名を逮捕した。彼らは陸上で待って いる友人と連絡を取るために、携帯電話を持っていることもある。

キャンバスが換気を可能にしている、いわゆるSoft−Topコンテナを使用する習慣は、Tacomaで中国人密航者が発見された2年前から始まっており、西海岸に到着した後に彼らは、渡航費用を支払うために手配されている仕事に就くため、 New Yorkなど北東方面を目指している。

コンテナ船での渡航費用は1名当り$50,000と見込まれ、貨物船や漁船での$15,000−$30,000に比べて倍額である。

昨年Federal Board of Immigration Appealsは、中国国籍の6,067名からの難民申請を審査した。


以上

<日本船主責任相互保険組合>


09:00