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1998/09/03

No.267 Odessa積み、米国揚げ鋼材の件

| by:sysadmin
No.267
1998年09月03日

Odessa積み、米国揚げ鋼材の件


米国New Orleansの弁護士より、次のようなアドバイスがありましたのでお知らせいたします。


 最近、ウクライナのOdessa積み米国揚げの鋼材に関するクレームを何件か扱ったが、船積み前に既に塩分が付着していたと思われるケースが複数あった。調査したところ、 船積み前の鋼材は黒海に近い岸壁上に野ざらし状態で積まれており、海水のしぶきをかぶっていた。


 鋼材が船積みされて米国の揚げ港に到着すると、荷主関係者は塩分反応テストを行ない、陽性反応が出ると錆のサンプルを分析所に送り、海水による錆であることを確認する。B/Lには「大気による錆」程度のリマークしか付されていないため、本船関係者は、鋼材の海水錆損傷に関する高額な損害賠償請求を受けることとなる。


 鋼材をOdessaで積む場合、船主・用船者は、サーベイヤーを派遣して船積前の海水 濡れの有無を注意深く確認し、メーツ・レシート及びB/Lに適切なリマークを付すことが望ましい。加えて揚げ地でもサーベイヤーに立ち会わせ、航海中にハッチカバーからの海水浸入がなかったことを確認することが望ましい。


以上


<日本船主責任相互保険組合>


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